石垣島周辺
67ポイント調査結果
2000年11月
採取日:2000.9.24〜10.31 67/158抽出 透視度からのSS換算表 ランク換算表
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実効性の伴った赤土汚染防止対策の要請 平成12年11月14日 石垣島赤土監視ネットワーク 八重山漁協青壮年部 八重山ダイビング協会 石垣島エコツアー連絡会
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石垣島市民赤土汚染調査実行委員会 実行委員長 佐々木眞 沖縄では、人々の住む地面の大半が、造礁サンゴという生き物が作った骨格の、死滅し隆起した上に住んでいる事の意味や、9月上旬沖縄全体を襲った台風の
波浪をサンゴ礁が防御している事を教え継承する文化が、何処を探しても見つかりません。 ◎赤土採集容器、測定器材、赤土染め用木綿生地は実行委員会で準備します。
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石垣島市民赤土汚染調査実行委員会 実行委員長 佐々木眞 復帰後より石垣島で問題が顕在化した赤土汚染は、様々な意見と対応が生まれながら何ら改善出来ませんでした。しかし、石垣島周辺海 域・特 にイノー内の赤土汚染は深刻で、第一次産業漁業への影響だけではなく観光産業の未来にも暗い影を落としています。このような現状を少しでも改善すべく、な おかつ市民に赤土汚染を再度認識してもらうべく「石垣島市民赤土汚染調査」を立案し実行委員会を立ち上げました。 実行委員会に至る過程 ・平成12年6月11日(日)「市民赤土汚染調査・勉強会」沖縄衛生環境研究所・大見謝辰男先生を 今回、9月24日(日)「市民赤土汚染調査」実行します。この調査には、石垣島全島赤土汚染調査(約65ポイント)を組み合わせてお
り、
一般参加「市民赤土汚染調査」は定点15ポイント杭打ちを終えた宮良湾海域で行い、他のポイントは以下の分担で調査担当責任者を決めました。
・石垣島赤土監視ネットワーク 事務局 佐伯信雄 TEL 0980-82-2017 |
石垣島市民赤土汚染調査実行委員会 実行委員会長 佐々木眞 当委員会では、別紙の内容・日程で市民赤土汚染調査を計画しています。 宮良湾イノーの自然観察、赤土染めも予定していますので、ぜひ多数のご参加をお待ちしています。 ◎参加者各自で準備していただくもの ・汚れたり塗れても良い履物、または長靴、マリンブーツ、地下足袋などが最適です。 ・晴れた時の日ざし対策の帽子、タオル、飲み物 ◎赤土採集容器、測定器材は委員会で準備いたします。 ◎参加予定人数を9月22日(金)までに御連絡ください。 |
1、目的 去る6月11日に開催した沖縄県衛生環境研究所・大見謝辰男氏の講習(赤土監視ネットワーク・八重山漁業協同組合 共催)を踏まえ、 石垣 島周辺の赤土汚染状況の概要を把握することを目的とし、赤土汚染の影響を最も受けている漁業者を中心として参加者を広く一般市民まで広げ、なおかつ継続し て赤土汚染状況のモニタリングを実行し、そのデータをわかりやすく公開して郷土の自然環境の現実を一般市民に伝える。 2、スケジュール (石垣島赤土監視ネットワーク・八重山漁業協同組合 共催) (1)7月30日(日)(最干潮時12:58 潮位10cm)最も赤土汚染の影響が大きい宮良湾海域の (2)石垣島赤土監視ネットワーク、八重山漁業協同組合、漁協青壮年部、八重山ダイビング協会、 (3)エコツアー連絡会例会 8月2日(水)午後8 時〜サンゴ礁モニタリングセンター (5)調査可能日:8月27日(日) (最干潮時11:58 潮位25cm)
年数回の調査と調査結果の公開をとうして、市民全体に赤土調査の意義と必要を訴える。 |
石垣島赤土監視ネットワーク事務局 佐伯信雄 石垣島の赤土汚染は、10
年以上前から様々な意見が出ながら何も改善されていないと言えないでしょうか?確かに沖縄県赤土等流出防止条例によって公共工事中の配慮は前進しました
が、野底地区で現在工事中の石垣市簡易水道工事現場などは、無理な急斜面の設計で進められており、設
計担当者が自然環境にどのような配慮をしているか説明していただきたいものです。
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現在エコツーリズムブームは、行政による関与もあって全国的な動きとなっていますが、全てが明るい未来を予測しているとは言えず、エコツアー先進 地からいくつかの混乱も伝ってきます。地域の自然環境と観光産業に大きく関わるエコツーリズムを、より地域が望む方向に展開すべきとの思いで私達はエコツ アー連絡会を設立するに至りました。エコツアー事業を計画する島外からの企業進出計画や、大手情報企業が自然情報展開に関与する事も予測される今、『地域 からの、地域による、地域の為』を目指した連絡会がスタートします。 ○設立主旨
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野底地区オリックス・リゾート計画地・農地造成からの昨年末に発生した大規模赤土流出は、「赤土流出を考える会」結成と行動から沖縄県赤土等流出防止条例違反が判明しました。沖縄県文化環境部の改善指導に よる対策処置によって今後の大規模赤土流出可能性は無くなりましたが、昨年の大規模赤土流出に対する責任の所在については何ら釈明されていません。今回の 赤土流出は、オリックス小会社八重山リゾートより、八重山漁協に申請されていた海域使用同意依頼にも相反する内容です。今回「赤土流出を考える会」を発展 解消し、「八重山漁業協同組合青壮年部赤土班」「八重山ダイビング協会」と連係した『石垣島赤土監視ネットワーク』をスタートさせる事によって、野底地区 に関わらず八重山全域を対象とした、復帰後から継続する赤土流出問題の改善に向けて歩み始めます。 八重山は日本一のサンゴ礁地域である事は、国内では誰もが 周知の事実にも関わらず、地域におけるサンゴ礁資源の持続可能な開発と管理に関して、配慮も検討もされなかったと言えないでしょうか。サンゴ礁は地球レベルでの衰退が次第に確認されて、日米コモンアジェ ンダの 対象項目にもなっており、国連レベルでの保護活動も動き始めています。また、二酸化炭素増加による地球温暖化問題では、重要な二酸化炭素吸収源ではないか と白保海域において調査が進行中です。八重山のサンゴ礁は、地球レベルにおける貴重な生態であるだけではなく、地球環境問題にも関わる重要性さえ備えてい るかもしれないのです。 しかし、八重山のサンゴ礁衰退原因は明らかです。復帰後より始った国営大規模農業基盤整備事業に
起因するものだからです。現在工事中の基盤整備事業は、赤土流出防止に対して大変配慮した工事が行われているのですが、すでに終えた農地からの改善と修復
に関しては、大半の面積が今だ手付かずのままで推移しているからです。赤土流出は農家に取っても大きな損失です。亜熱帯の有機質分解が早い、薄い有機質土
壌が失われて反収の減少にもなります。
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代表 大浜 雄二 石垣市野底106-199 事務局 佐伯 信雄 津村 力 設立した主旨 周辺海域に流出する、赤土の原因を考える事を目的とする。 (八重山の基幹産業である農業、又リゾート開発等に反対するものではない) 設立の年月日 平成11年1月14日 会員数 平成11年1月18日 30名 今回問題とする陸海域 石垣市野底 西浜川(野底小学校〜マーペー登山口)及び吹通川河口〜上流までの周辺海域 また、野底石崎(栄部落北東)〜米原までの海域 赤土流出の原因 農業生産法人 八重山農園有限会社による大規模な農地造成が行われたが、土砂の流出防止対策の配慮が 足りないためと思われる。
(1) 赤土流出防止の為の沈砂地の工事方法と、その後の対処について八重山農園側の解答は、重機等の手配を行っているが、天候が悪くまだ沈砂地の改修は行っていない(二回目の大規模赤土流出から3週間以上経過している)。 赤土が流出すると思われる造成地、法面などに対して、赤土流出防止に役立つ為の工事に必要な予算がない。(1月17日現在、比較的簡単で、経費もかからな くて重機に頼らなくて行える工事も、なんら手つかずの状態)(2) 八重山農園が、届け出をしないで農地造成したその理由以前この土地を本登記する為に、3条申請を農業委員会に提出したが、これを受理されなかった為、新たに農地造成を行いその条件を満たした後、農業委員会に この3条申請を認めてもらう為の造成工事。(赤土の流出防止に掛ける予算が無いと言っておきながら、赤土等流出防止条例違反の造成工事を行うのは、納得が行くものではな い。)この造成地には農道に隣接して設置された、沈砂地が数カ所あるが、通行人あるいは付近住民に対しての、落下防止等の 為の安全面へ の配慮が全くなされていない。(12月20日の改善要請では、9月から資材発注をしているが、まだ届かないとゆう事であった。平成11年1月13日の解答 では、1月末から2月上旬にかけて鉄柵の約束をした) |