3年間の同一ポイント比較写真集(回復良12ポイント抽出)
The same point comparative photograph for three
years (recovery good choice)
石垣島周辺海域サンゴ礁モニタリング調査報告書より(解説・佐伯信雄)
1999/2000年 モニタリング比較図
1998/1999/2000年 3年間のサンゴ類被度経年変化
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St.1 大浜小学校前 サンゴ被度:30%→35%→40% Coral cover |
陸域汚染影響が大きいにも関わらず、枝状ミドリイシの高被度が確認されている。5年間程南からの台風による大波浪を受けていないため か。 | 昨年弱い台風があったが、被害は少なく被度も増加した。 |
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St.5 白保アオサンゴ サンゴ被度:50%→60%→60% Coral cover |
アオサンゴ群落に隣接するユビエダハマサンゴ群落。白化でミドリイシ類は全滅したがユビエダハマサンゴは20%程の被害で済んだ。 | アオサンゴ群落にひときわ目立つ黄色が華やかなユビエダハマサンゴ群落。 |
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St.15 伊野田漁港前 サンゴ被度:30%→60%→60% Coral cover |
陸側1km程の所で漁港工事が行なわれているのにサンゴ高被度海域。その謎は終年潮流の発生する、発達した東海岸裾礁の礁地形がもた らしてくれたものでは。 | 漁港工事は継続中に関わらず高被度を維持。 |
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St.17 玉取崎南 サンゴ被度:70%→60%→70% Coral cover |
終年潮流の発生する礁地形を備えユビエダハマサンゴ群落が広がる。98年写真背後に白化の様子が確認できる。強い潮流が発生するので レジャーには適さない。 | ユビエダハマサンゴ群落のみの多様性に欠けるポイントで、隣接周辺海域のサンゴ被度は低い。 |
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St.19 伊原間牧場前 サンゴ被度:30%→30%→30% Coral cover |
エダハナガササンゴの大規模な単一群落が長径50m以上で生息。ほとんど人の訪れな い所で、このエダハナガササンゴ群落もモニタリング調査によって98年初めて確認された。 | エダハナガササンゴ群落のアップ。 |
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St.21 トムル崎 サンゴ被度:40%→60%→70% Coral cover |
浅い礁原地形でコモンサンゴ類が高い被度を形成している。陸域は沖縄最古、約2億年前の地質トムル層が控えている。 | 3年継続してサンゴ被度増加。 |
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St.35 平久保川北 サンゴ被度:40%→60%→80% Coral cover |
北西向きの直接外洋に面している透明度の良い海域で、川から1km程の距離がありボートでなければ行けない ポイント。冬期北東季節風による潮流が予想される。 | 石垣島で最高のサンゴ被度に生育。枝状エダミドリイシがこれほど高い割合で占められて、これほど高被度なポ イントは他に見られない。 |
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St.48 富野集落前 サンゴ被度:50%→35%→45% Coral cover |
国内最多サンゴ種数を誇る石垣島サンゴ礁の秘密を象徴するポイント。陸から渓流が流れ込むにも関わらず、隣 接して卓状ミドリイシが高被度に生育し、白化にも健全な状態を維持した。渓流が水温を下げてくれた事もあるのだが。 | わずか2年で白化前に戻った。サンゴ礁と森の関わりを強く感じさせるポイント。 |
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St.49 米原キャンプ場 サンゴ被度:10%→20%→25% Coral cover |
石垣島で夏期、最も旅行者に利用されている所。魚も多くみなさん近くの売店で3点セットをレンタルしてスノーケリングを楽しんでい る。ここも背後に連なる於茂登連山からの渓流が流れ込む。 | 冬期の透明度は驚く程高いポイントで、夏期は魚が増えてスノーケラーを楽しませる。青が華やかなルリスズメダイは水面からも確認出来 る(^^; |
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St.57 川平〜石崎 サンゴ被度:50%→60%→60% Coral cover |
岸より1km程の距離があり、陸域からの影響が少ない所で、ユビエダハマサンゴの直径200m以上に達する群落が生息する。冬期北東季節風による波浪が直接当たる海域。 | ユビエダハマサンゴ群落のみの多様性に欠けるポイントで、隣接周辺海域のサンゴ被度は低い。 |
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St.64 崎枝〜御神 サンゴ被度:30%→35%→40% Coral cover |
外洋に面した透明度の良い礁縁で、近年サンゴ回復が目立って良く、ダイビングに利用されている。 | 卓状エダミドリイシ景観が美しく、今年も数多くのダイバーを楽しませてくれるに違いない。 |
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St.66 御神〜屋良部 サンゴ被度:50%→20%→30% Coral cover |
冬期北東季節風からのウネリが大きく崩れる、外洋に面した浅い礁原部分が、白化からの回復も早かった。98年写真では白化の様子が良 く解る。ダイビング等レジャー海域。 | St.64と比較すると回復が遅れているが、今後の回復が期待出来る。 |
1998年(平成10年)
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1999年(平成11年)
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2000年(平成12年)
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