竹富島南を重点的に駆除
オニヒトデの大発生 関係機関が対策会議
大発生の恐れが高まっているオニヒトデの駆除について話し合う第1回八重山オニヒトデ対策会議が24日夜、環境省国際サンゴ礁研究モ
ニタリングセンターで開かれ、環境や水産、海洋レジャー、行政などの機関・団体から約40人が出席し、対策について話し合った。
その結果、当面の間、同センターと八重山ダイビング協会、八重山漁協が中心となり、局所的な大量発生の段階に達していることが推測されている竹富島南の
ダイビングポイント、ミルキーウエイで重点的に駆除作業を実施することになった。
オニヒトデの産卵が始まる5月までに一定の成果を上げなければ、オニヒトデの大発生を食い止められなくなる恐れがあるため、「早急に取り組むべきだ」と
いう意見も出された。
駆除に必要な予算措置については、環境省側で対応策を模索していくことになった。
同会議では2月下旬に再び会合を開き、駆除の実施状況を確認したうえで、2月以降の駆除計画を決める。ミルキーウエイ以外に、駆除を実施すべき海域がな
いかどうかについても検討する。
同会議では、駆除作業への協力を希望するボランティアの受け入れ方法について質問があり、災害があった場合の対応について環境省側で詰めたうえで、受け
入れ態勢を整えることになった。
この日の会議では、昨年7月に、オニヒトデが渡嘉敷島沖のサンゴ礁を食害している様子を撮影したビデオの放映などがあり、「渡嘉敷島沖では、手の付けら
れない状況になっている。八重山では、こうならないように早めに手を打ってほしい」といった意見が出た。
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オニヒトデの駆除について話し合った第1回八重山オニヒトデ対策会議 |
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