赤土汚染調査定点を設置
漁業者、ダイバーらが目印
市民に参加求め、環境をチェック
島内100ポイントを調査へ
「石垣島・市民参加赤土汚染調査」に向けて、赤土監視ネットワーク事務局(佐伯信雄代表)は30日、八重山漁協青壮年部ら10数人と
合同で、石垣島周辺海域で最も赤土汚染の影響が大きい宮良湾海域の調査ポイントに、定点のくい打ちを行った。
これは石垣島周辺の赤土汚染状況を把握しようと、赤土汚染の影響を最も受けている漁業者を中心に、赤土汚染状況のモニタリングを実行し、島の自然環境の
現実を伝えようというのが目的。
また市民にも参加してもらおうと海岸に降りることができる河川を中心に、ボートを使用せずに大干潮時の日曜日を利用して定点のくいを打ちこんだ。定点く
いはその後赤土を採集するポイントになる。
調査開始日となったこの日は、午後1時前に宮良湾海域の大干潮時を見計らい、集まった関係者らは遠浅となった湾内約数キロの範囲に、50メートルから
100メートルおきの場所に分かりやすいように目印をつけたくいを打没し、ロープで結ぶ作業などを行った。
同調査は赤土監視ネットワーク、八重山漁協協同組合、漁業青壮年部、八重山ダイビング協会、八重山サンゴ礁保全協議会、石垣島エコツアー連絡会などから
選出した実行委員会をスタートし、石垣島周辺に100ポイントほどの調査位置を選定する。
今後の調査位置は名蔵川、宮良川、新川川、ブネラ川、磯辺川、轟川、通路川、ソージ川、荒川、大浦川を軸とし、石垣島の周辺海域に定点のくい打ちを行
い、その後市民多数に赤土サンプル採集に参加してもらう予定。
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